SPI試験最速解法(推奨!)
以下が高等学校の数学の教科書に載っているような公式である。
n個の異なるものからr個取り出して並べる。このときの順列の総数をnPrとすると、
nPr=n(n - 1)(n - 2)・・・(n - r + 1)
nとrが等しいときは、
nPn=n(n - 1)(n - 2)・・・1
n個の異なるものからr個取り出して組を作る。このときの組合せの総数をnCrとすると、
nCr={n(n - 1)(n - 2)・・・(n - r + 1)}/{r(r - 1)(r - 2)・・・2×1}
しかし、これらの公式は覚えにくい。そこで、当サイトでは、下のような公式を使う。
n個の異なるものからr個取り出して並べる。このときの順列の総数をnPrとすると、

n個の異なるものからr個取り出して組を作る。このときの組合せの総数をnCrとすると、

余事象
余事象とは、“ある事象に対して、それが起こらないという事象”である。次のことが成り立つ。

まずは、例題を通して、これらの考え方を丁寧に説明する。
【場合の数】はとにかく問題パターンが多様である。問題には様々な条件が付加されるので、“順列”や“組み合わせ”の公式をそのまま当てはめれば解けるという問題は意外と少ない。沢山の種類の問題を解き、解法パターンを覚える必要がある。
例題1(SPI試験最速解法を用いたときの目標解答時間 : 10秒)
問題
1、2、3、4の数字が書かれた4枚のカードがある。この4枚から3枚を並べて、3桁の整数をつくるとき、何通りの作り方があるか。
A 6通り
B 12通り
C 18通り
D 24通り
E 30通り
F 36通り
G 42通り
H 48通り
解説
4枚のカードから1枚を取り出して、1桁の整数を作ることを考えると、この作り方は4通りある。これは直感的に理解してもらえると思う。
次に、4枚のカードから2枚を並べて、2桁の整数を作ることを考える。まず、10の位を考えると、4通りのカードが考えられる。次に、それぞれの10の位に対する1の位を考えると、10の位に1枚カードを使っているので、3通りのカードが考えられる。(下図参照)したがって、2桁の整数の作り方は、
4×3=12(通り)

前置きが長くなってしまったが、4枚のカードから3枚を並べて、3桁の整数を作るときも同様に考え、
4×3×2=24(通り)
この考え方が“順列”である。
n個の異なるものからr個取り出して並べるとき、このときの順列の総数をnPrとすると、

この公式に問題を当てはめてみると、

となり、同様に24通りと答えが出る。
解答
例題2(SPI試験最速解法を用いたときの目標解答時間 : 10秒)
問題
ある企業の人事部8人の中から新卒採用担当の面接官を3人選びたい。選び方は何通りあるか。
A 24通り
B 32通り
C 40通り
D 48通り
E 56通り
F 64通り
G 72通り
H 80通り
解説
まず、例題1と同じように考えてみよう。8人の中から3人を並べると考えるのである。このときは、例題1で解説したとおり、
8×7×6=336(通り)
の並べ方があることになる。このとき、この336通りの並べ方というのは、例えば[A氏→B氏→C氏]、[A氏→C氏→B氏]、[B氏→A氏→C氏]、[B氏→C氏→A氏]、[C氏→A氏→B氏]、[C氏→B氏→A氏]というものを、それぞれ別の通りとしてカウントしていることになる。問題では、「新卒採用担当の面接官を3人選びたい。選び方は何通りあるか。」となっているので、この6つは、[A氏、B氏、C氏]という1つの通りとしてカウントされるべきである。
他の例に対しても同じことが言えるため、選び方の総数は、
336÷6=56(通り)
となる。「並べ方」を「選び方(組み合わせ方)」に変換するために、6で割ったのだが、上のように書き出さなくても、3人から3人を並べる場合の数を調べることで、
3×2×1=6
で割ればよいと分かる。
この考え方が“組み合わせ”である。
n個の異なるものからr個取り出して組を作る。このときの組合せの総数をnCrとすると、

この公式に問題を当てはめてみると、

解答
例題3(SPI試験最速解法を用いたときの目標解答時間 : 20秒)
問題
男子4人と女子3人の計7人のグループがある。このグループの中から2人の代表を選びたい。このとき、男子が少なくとも1人は含まれるように選ぶとすると、選び方は何通りか。
A 13通り
B 14通り
C 15通り
D 16通り
E 18通り
F 19通り
G 20通り
H 21通り
解説
“少なくとも・・・”という記述がある場合は、余事象の考え方が有効である。
余事象とは、“ある事象に対して、それが起こらないという事象”であり、次のことが成り立つ。

このことを問題に適用してみよう。
[男子が少なくとも1人は含まれる選び方]の余事象は、[女子だけから選ぶ選び方]となる。
女子だけから選ぶ選び方は、
3C2=(3×2)/(2×1)=3(通り)
また、2人の代表を選ぶときの組み合わせの総数は、
7C2=(7×6)/(2×1)=21(通り)
よって、男子が少なくとも1人は含まれる選び方は、
21 - 3=18(通り)
