SPI試験最速解法(推奨!)
【装置と回路】の問題では、始めに装置(ブラックボックス)のルールが示される。このルールは一般的に文章で示されるか、具体的な数値の変換を示すことで説明される。これらのルールを自分が最も分かりやすいと思う言葉や記号に置き換えておくことが重要である。変換する装置は何度も使われるので、このようにしておくと、時間短縮とケアレスミスを減らすことにつながる。
例題(SPI試験最速解法を用いたときの目標解答時間 : 40秒)
問題
入力信号である0、1を次のようなルールで変換し出力するP、Q、Rがある。
Pは、0を入力すると1に、1を入力すると0に変換して出力する。Qは、同時に入力された2つの信号のうち、両方とも1ならば1を、少なくとも一方が0ならば0を出力する。Rは、同時に入力された2つの信号のうち、両方とも0ならば0を、少なくとも一方が1ならば1を出力する。
これらの装置をつないで、下図のような回路を作った。この回路の入力部分であるX1、X2、X3にア、イ、ウの組み合わせで信号を入力した。ア、イ、ウの3つの通りの中でYが1になるものはどれか。

| 組み合わせ | X1 | X2 | X3 |
|---|---|---|---|
| ア | 0 | 0 | 0 |
| イ | 1 | 1 | 0 |
| ウ | 1 | 1 | 1 |
A ア
B イ
C ウ
D アとイ
E イとウ
F ウとア
G アとイとウの全て
H アとイとウのいずれも1にはならない
解説
PとQとRの変換ルールは、文章で書かれているので分かりづらい。一目でルールを認識できるようそれぞれを簡素化する。
Pは、0を入力すると1に、1を入力すると0に変換するのだから、「逆」の装置である。
Qは、両方とも1ならば1を、少なくとも一方が0ならば0を出力するのだから、「小」の装置である。(2つの数値の内、小さい方を出力する。2つの数値が等しい場合は、その数値をそのまま出力する。)
Rは、両方とも0ならば0を、少なくとも一方が1ならば1を出力するのだから、「大」の装置である。(2つの数値の内、大きい方を出力する。2つの数値が等しい場合は、その数値をそのまま出力する。)
このようにP、Q、Rの説明文をいちいち見なくても瞬時にルールを認識できるようにしておくことが、時間短縮とケアレスミスの抑制につながるのである。
ペーパーテストであるのならば、図にこのことを直接書き込むと良い。
後は、X1、X2、X3に数値を代入していき、Yの値を調べるという基本的な解き方で解答する。
途中経過は、面倒でも書いた方がミスを減らせる。複数個の組み合わせについて検証が必要なので、1つの組み合わせの検証が終わったら、途中経過などの書き込みをいったん鉛筆で塗りつぶすようにする。
※ 消しゴムで消すより、鉛筆で塗りつぶすほうがスピードが速いのでお薦め。
下図は、アの組み合わせの検証が終わったところである。

イ、ウについても同様に検証する。
落ち着いて取り組めば、必ず得点できる分野なのでいかにミスを減らし、時間を短縮できるかが差のつけどころとなる。
