SPI試験最速解法(推奨!)
割合は、割、分、%を使って表されるのが一般的である。これらを分数に変換する方法を確認のために記載する。
3(割)=3/10 (1/10にする)
5(分)=5/100 (1/100にする)
4(%)=4/100 (1/100にする)
全体のある割合の中の更にある割合を求めさせるSPI問題が多い。この場合は、全体の総数に割合(分数)の積を連続して掛け合わせる。
例えば、全体の総数[T]のP%の中のQ%を求める場合は、
[T]×(P/100)×(Q/100)
“割合を求める問題”では、数値同士の比率関係を正確に保てば、実際の数値は計算しやすい値を設定しなおしてもよい。(例題2)
例題1(SPI試験最速解法を用いたときの目標解答時間 : 60秒)
問題
男性と女性に、ある商品の満足度について調査を行ったところ、下表のような結果となった。
| 満足している | 満足していない | 計 | |
|---|---|---|---|
| 男性 | 70% | 30% | 100% |
| 女性 | 45% | 55% | 100% |
調査の対象となった男性と女性の人数の割合が、3 : 2であったとき、次の問いに答えよ。
(1) 満足していると回答した男性の人数は、調査の対象になった全ての人の何パーセントか。
A 21%
B 28%
C 35%
D 42%
E 49%
F 56%
G 63%
H 70%
(2) 満足していないと回答した男性が27人のとき、満足していると回答した女性の人数は何人か。
A 24人
B 27人
C 30人
D 33人
E 36人
F 39人
G 42人
H 45人
解説
(1) “男性と女性の人数の割合が、3 : 2”という記述があるので、調査の対象になった男性の人数の割合は、
3/(3 + 2)=3/5
満足していると回答したのは、このうちの70%であるから、
(3/5)×(70/100)=42/100
よって、42%が答えとなる。
(2) 満足していないと回答した男性の人数である27人は、調査の対象となった男性の30%である。このことから、調査の対象となった男性の人数は、
27×(100/30)=90(人)
であると分かる。調査の対象となった男性と女性の人数の割合は3 : 2なのだから、調査の対象となった女性の人数は、
90×(2/3)=60(人)
満足していると回答した女性は、この内の45%であるから、
60×(45/100)=27(人)
解答
例題2(SPI試験最速解法を用いたときの目標解答時間 : 30秒)
問題
ある日の美術館の入場者を性別、年齢別に調査した。入場者の総数は1600人で、そのうち男性の割合は40%であった。男性と女性の年齢別の割合は次の表のようになった。
| 19歳以下 | 20歳〜39歳 | 40歳以上 | 計 | |
|---|---|---|---|---|
| 男性 | 10% | 50% | 40% | 100% |
| 女性 | 15% | 55% | 30% | 100% |
このとき、19歳以下の男性と女性の入場者は全体の何%か。
A 12.2%
B 12.4%
C 12.6%
D 12.8%
E 13.0%
F 13.2%
G 13.4%
H 13.6%
解説
この問題は、性別と年齢の割合から、19歳以下の男性と女性の割合を求める問題なので、“入場者の総数は1600人で”というのは必要のない情報である。“割合から割合を求める問題”では、実際の数値はどんな値を設定してもよい。今回の入場者の総数は100人と設定しなおそう。
入場者数は100になのだから、男性の人数は、
100×(40/100)=40(人)
19歳以下の男性の人数は、
40×(10/100)=4(人)
また、女性の人数は、
100 - 40=60(人)
19歳以下の女性の人数は、
60×(15/100)=9(人)
よって、19歳以下の入場者の総数は、
4 + 9=13(人)
したがって、全体に占める割合は、13%となる。
高校受験や大学受験の問題では、この問題のように必要のない情報が付属することはほとんどない。しかし、SPI試験にはよくあることなので、注意が必要である。
解説(面積図による考え方を用いて解答)
19歳以下の男性の男性全体に占める割合は10%であり、19歳以下の女性の女性全体に占める割合は15%なのだから、19歳以下の男性と女性の全体に占める割合も10%〜15%の範囲であると推測できる。このとき、男性と女性の比が40 : 60=2 : 3であることがヒントになる。女性の割合の方が少し大きいのだから、少し15%よりなることが推測できると思うのだが、実際には下図のようになる。

つまり、差を互いの比重の逆比で分け合う点が答えとなる。したがって、答えは13%となる。
この解法は、面積図による考え方を基にしている。面積図の詳細な説明は、濃度算の例題に記載している。
