最速解法&例題

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まず、命題で使う言葉の意味をおさえましょう。

ポイント

【逆】

命題 [ Aであるならば、Bである ] の逆は、[ Bであるならば、Aである ]です。
元の命題が真(正しいこと)であっても、その逆が真であるとは限りません。

【裏】

命題 [ Aであるならば、Bである ] の裏は、[ Aでないならば、Bでない ] です。
元の命題が真であっても、その裏が真であるとは限りません。

【対偶】

命題 [ Aであるならば、Bである ] の対偶は、[ Bでないならば、Aでない ] です。
元の命題が真であれば、その対偶も必ず真です。

【三段論法】

命題 [ Aであるならば、Bである ]、[ Bであるならば、Cである ] が共に真であるとき、[ Aであるならば、Cである ] も真です。

(1) 単純な命題問題・・・例題1

問題として与えられた命題が1つしかないときは、対偶について考えると、即答できるものが多いです。

(2) 複雑な命題問題・・・例題2

問題として与えられた命題が複数あるときは、三段論法を利用して解きます。
また、対偶と三段論法をどちらも使う複雑な問題も出題されます。

例題1

「国語が好きな人は、算数が好きではない」という命題が正しいとき、確実に言えることは次のうちどれか。

  • A算数が好きではない人は、国語が好きである
  • B国語と算数が両方とも好きな人もいる
  • C国語が好きではない人は、算数が好きである
  • D算数が好きな人は、国語が好きではない
  • E算数が好きな人の中には、国語が好きな人もいる

例題2

「健康である人は、早寝早起きである」「スポーツができる人は、健康である」の2つが分かっているとき、次のアとイの真偽について正しく述べているものはどれか。

  • 早寝早起きである人は、健康である
  • スポーツができる人は、早寝早起きである
  • Aアとイのどちらも必ず正しい
  • Bアは必ず正しいが、イは正しいとは限らない
  • Cアは必ず正しいが、イは必ず誤り
  • Dアは正しいとは限らないが、イは必ず正しい
  • Eアとイのどちらも正しいとは限らない
  • Fアは正しいとは限らないが、イは必ず誤り
  • Gアは必ず誤りだが、イは必ず正しい
  • Hアは必ず誤りだが、イは正しいとは限らない
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問題1(対偶)
  • 問題2(三段論法)
  • 問題3(対偶と三段論法)
  • 問題4(対偶と三段論法)
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