SPI(SPI3)とは?
SPIとは?
SPIは「リクルートが販売している適性検査」です。
2013年1月4日にバージョンアップが行われ、現在のバージョンはSPI3です。
⇒
SPI2、SPI3の違いはこちら
SPIには4つの実施形態がありますが、結論から言うと、テストセンターを対策することが大切です。
理由としては、全体の65%という高いシェアと、不正がしづらいという観点から結果に信頼性があるからです。
実施形態 | シェア | 場所 | 出題内容 |
テストセンター | 約65% | テストセンターと呼ばれる専用会場で、パソコンによるテストを実施 |
能力検査:約35分(言語・非言語) 性格検査:約30分 ※ 企業によってはSPI英語(ENG)を実施するところもあります。(約20分) |
WEBテスティング | 約20% | 自宅で、パソコンによるテストを実施 | |
インハウスCBT | 約1% | 受検する企業で、パソコンによるテストを実施 | |
ペーパーテスト | 約15% | 受検する企業で、マークシートによるテストを実施 |
能力検査:約70分(言語・非言語) 性格検査:約40分 ※ 企業によってはSPI英語(ENG)を実施するところもあります。(約30分) |
上記の通り、出題範囲は、性格適性検査、言語、非言語に分かれます。
また、企業によってはSPI英語(ENG)を出題する企業もあります。
SPI性格適性検査の例題と対策方法
【問題例】
物事を深く考えすぎる傾向がある
[ 選択肢 ]
あてはまる
どちらかといえばあてはまる
どちらかといえばあてはまらない
あてはまらない
ロジカルシンキングが必要な職種(SE、研究職など)の場合、「あてはまる」がベター。
【問題例】
<A>思いやりがないのはよくない VS <B>不合理であるのはよくない
[ 選択肢 ]
Aに近い
どちからといえばAに近い
どちからといえばBに近い
Bに近い
結果重視の企業 ⇒ 「不合理であるのはよくない」がベター。
調和重視の企業 ⇒ 「思いやりがないのはよくない」がベター。
このように、質問内容によって・・・
「志望している職種に合わせて回答したい質問」
「企業の風土に合わせて回答したい質問」
「正解が決まっている質問」
「バランスの取れた回答が望まれる質問」
・・・等に分かれますが、300問近くの質問を約35分で解くことになるので(1問あたり7秒)、全て完璧に回答するのは難しいですし、考えすぎると回答が矛盾してしまう恐れもあります。
シンプルな対策ですが、面接の受け答えだと思って回答するのが望ましいです。
詳しくはこちらをどうぞ! ⇒ 性格適性検査の対策方法
言語の問題例
最初に示された文章の下線部の意味を考え、最も近い意味で使われているものを選択肢より選びなさい。
はさみで切る
- A病気で学校を休む
- B雪で飛行機が欠航する
- C電車で行く
- D海で泳ぐ
- Eみんなで頑張る
非言語の問題例
P、Q、R、Sの4人で徒競走をした。4人のタイムや順位について次のことが分かっている。
- ⅰ)Qのタイムは、RとSのタイムの平均である
- ⅱ)Pの順位は、Rより上である
- ⅲ)同着の順位のものはいない
- (1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ず正しいものはどれか。
- ア1位はPかSである
- イ2位はQかRかSである
- ウ4位はRかSである
- Aアだけ
- Bイだけ
- Cウだけ
- Dアとイの両方
- Eアとウの両方
- Fイとウの両方
- Gアとイとウのすべて
- H必ず正しい推論はない
SPI英語の問題例
次の和文と英文の意味が合致するように、空欄に最もふさわしい語句を選択肢より選びなさい。
彼女には新しいパソコンを買う余裕がなかった。
She could not ( ) to buy a new computer.
- Afail
- Bafford
- Cmake
- Dmanipulate
- Etake
SPI以外の適性検査について
SPI3以外にも「玉手箱」「TG-WEB」「Web-CAB」「CUBIC」「TAP」「SCOA」「TAL」など、他のテストも多数ありますが、
全体のシェアを考慮すると、SPI3を重点的に対策するのが、多くの就活生にとっては最良です。
(残りの時間は、業界研究や面接対策に、時間を割いた方が就活を有意義に進めることができます。)
ダントツの第一志望があって、その企業がSPI以外を使っている場合、そちらも対策されると良いかと思います。
(当サイトはSPI3とWeb-CAB以外は対応していないので、書籍などを参考になさって下さい!)