制限時間
- 1 : 30
問題
P、Q、Rが100点満点のテストを受けた。得点について次のことが分かっている。
- ⅰ)PとQの平均得点は80点である
- ⅱ)PとQとRの平均得点は85点である
- (1)次のア、イ、ウの推論のうち、必ずしも誤りとはいえない推論はどれか。ただし、同点の者はいないものとする。
- ア3人の中で最も得点が高かったのはPである
- イ3人の中で最も得点が低かったのはQである
- ウ3人の中で最も得点が低かったのはRである
▼ 選択肢をクリックすると、採点して解答を表示します。
Aアだけ |
Bイだけ |
Cウだけ |
Dアとイの両方 |
Eアとウの両方 |
Fイとウの両方 |
Gアとイとウのすべて |
H必ずしも誤りとは言えない推論はない |
平均から値段や得点を推論する問題は、まず平均から合計を求める。
ⅰ)「PとQの平均得点は80点である」より、PとQの得点の合計を求める。
- 式)P + Q = 80×2 = 160(点)・・・①
ⅱ)「PとQとRの平均得点は85点である」より、PとQとRの得点の合計を求める。
- 式)P + Q + R = 85×3 = 255(点)・・・②
② - ①より、Rの得点を求める。
-
- ) P + Q + R = 255
- ) P + Q + R = 160
- ) P + Q + R = 95(点)・・・③
では、推論ア~ウについて考えていこう。
必ずしも誤りとはいえない推論を見つけるためには、1つでも正しい例を挙げればよい。
ア3人の中で最も得点が高かったのはPである → 必ずしも誤りとはいえない。
①、②から、Pの得点を1つに決めることはできないが、例として、P = 100点、Q = 60点、R = 95点というパターンが挙げられる。
よって、ア「3人の中で最も得点が高かったのはPである」は必ずしも誤りとはいえない。
イ3人の中で最も得点が低かったのはQである → 必ずしも誤りとはいえない。
①、②から、Qの得点を1つに決めることはできないが、例として、P = 100点、Q = 60点、R = 95点というパターンが挙げられる。
よって、イ「3人の中で最も得点が低かったのはQである」は必ずしも誤りとはいえない。
ウ3人の中で最も得点が低かったのはRである → 必ず誤り。
③より、Rの得点は95点であることが分かっている。
そのため、この推論が正しい場合があるとすれば、それはPとQのいずれも、96点以上の得点である場合である。
しかし、前提条件であるⅰ)「PとQの平均得点は80点である」を考えると、そのようなケースはあり得ない。
よって、ウ「3人の中で最も得点が低かったのはRである」は必ず誤り。
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